「家事支援国家資格」は、“誰かのためだけ”の制度なのか

東京で感じたのは、まだ「結論」より「入り口」に立っているということ

先日、東京で「家事支援国家資格」について、関係省庁の方々と直接お話をする機会がありました。

最近、この話題。
SNSやニュースでもかなり見かけるようになりましたよね。

「ヘルパーが不要になるの?」
「保育士と一本化?」
「外国人労働者向け?」
「家の中に他人を入れる制度を広げたいの?」

いろんな声が飛び交っています。

でも実際に現場へ行って感じたのは、正直、「まだ制度完成前」ですらないということでした。

例えるなら、「来年の運動会をどうするか先生たちが話し始めた段階」で、なぜか地域では、「親子競技が廃止されるらしい!」という噂だけが独り歩きしている。そんな感覚に近かったんですよね。
今回の制度。実はかなり多くの部分が「これから検討」です。

・税制優遇をどうするのか
・誰を対象にするのか
・既存資格との関係
・試験内容
・実施団体
・自治体事業との整理

こうした部分は、まだ固まり切っていません。

だからこそ、今は「賛成か反対か」で殴り合う時期ではなく、「現場の声をどう入れるか」が重要なんじゃないかと僕は感じました。

特に介護や育児の現場では、制度だけでは支えきれない部分が本当に多いんです。

例えば介護保険。

ヘルパーさんは利用者本人の支援はできます。でも、

・家族全員分のご飯
・同居家族の洗濯
・制度外の細かな困りごと

こうした部分は制度で対応できないケースも多い。

現場では、「そこが一番困ってるんです」ということも少なくありません。

だから今回の話も、「介護福祉士を置き換える」みたいな方向ではなく、

むしろ「制度の隙間」を埋めるための、生活支援スキルの整理に近い印象を受けました。

ただ同時に、僕は少し別のことも考えていました。

もしこの資格を作るなら、「お母さん役」を増やす資格ではなく、若い世代が、「生きる力」として学べる資格にできないだろうか、と。これ、すごく大事な視点だと思うんです。

今の若い世代。

料理を習う機会。
洗濯を学ぶ機会。
高齢者との接し方。
子どもとの距離感。
生活の安全管理。

実は、
「生きる技術」を体系的に学ぶ機会がかなり減っています。

でも、一人暮らしを始めた瞬間に必要になる。親が倒れた時に必要になる。子育てを始めた時に必要になる。

つまり、家事支援って「家の手伝い」ではなく、人が生活するための基礎技術なんですよね。

しかも最近は、親や祖父母から教わることに抵抗感を持つ若者もいます。「なんでこんなこともできないの!」と言われると、学びが“怒られる場”になってしまう。でも、学校や資格講習なら、「スキル」として素直に学べることもある。
これって、すごく重要なんじゃないでしょうか。

例えば高校生の段階で、

・調理
・洗濯
・掃除
・高齢者との関わり
・子どもとの接し方
・安全管理

を学べるとしたら。
将来、介護職や保育、福祉、医療に興味を持つ入口になるかもしれない。あるいは、ヤングケアラー支援にもつながるかもしれない。「助けて」が言いやすくなるかもしれない。そして、資格を持つ人が増えることで、「分かるよ」「困るよね」と言い合える社会になる可能性もある。
僕は、そこに少し希望を感じたんです。

もちろん、制度設計は慎重にしないといけません。

既存資格との整理。
自治体独自事業との関係。
利用者保護。
信頼性。
税制優遇。

まだまだ課題は山ほどあります。だからこそ、現場から声を届け続ける必要がある。
地方には、国がまだ気づいていない工夫がたくさんあります。

ファミリーサポート。
産後ドゥーラ。
育児ホームヘルパー。
地域の助け合い。

そういう「小さな知恵」を、ちゃんと制度に反映していく。

それが、地方議員や現場職の役割なんじゃないかなと思っています。東京から帰ってきて、そんなことを考えていました。

制度って、国会だけで作るものじゃないんですよね。

現場の違和感。
地域の日常。
誰かの困りごと。

そういうものが積み重なって、少しずつ形になっていく。

だから僕は、「まだ決まってない今」こそ、大事な時間なんじゃないかなと思っています。

皆さんは、この話、どう感じますか?
地方だからこそ見える景色も、きっとあると思うんですよね。

記事をAIでマンガ化しています。どんな表現になるか、何をクローズアップしていくかの検証のため実施しています。
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ABOUT US
山口 だいすけ
山口 だいすけ現役ケアマネ議員
東かがわ市議会議員として活動する現役の主任ケアマネジャーです。

介護・福祉の現場で30年以上、高齢者やその家族の相談支援に携わり、現在も現場の声を大切にしながら11年間議員活動を続けてきました。
専門分野は、介護・福祉政策、子育て支援、若者支援、高齢者福祉、デジタル、AI、動物愛護、地域猫、マネタイズ、経営目線での提案です。

私は、子どもたちが安心して笑顔で育ち、若者が夢を持って挑戦でき、高齢になっても住み慣れた地域で安心して暮らせる東かがわ市を目指しています。

小中学生の頃にはいじめを経験し、人との関わりに悩んだ時期もありました。だからこそ、声の大きな人だけではなく、困っていても声を上げられない人の思いにも耳を傾けることを大切にしてきました。

政治家の仕事は、市民の声を行政へ届け、地域の課題を解決することです。
「まず話を聞く。現場を見る。そして行動する。」
この姿勢を大切に、市民と行政をつなぐ架け橋として活動を続けています
そんな私の夢は、『小学生のなりたい職業第1位を、政治家にする』です。
政治への信頼を取り戻し、子どもたちや若者が未来に夢や希望を持てる東かがわ市を目指して、これからも皆さんと共に歩み続けます。