6話:殿様と同じ景色を見に行こう!引田城跡公開 山口だいすけ 東かがわ市議会議員

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想像することで、景色は変わる

先日、引田城跡へ行ってきました。

実は以前、大学生のインターン生と一緒に登ったことがあります。

「暑いけど、東の丸まで行ってみよう!」

そんなことを言いながら、汗を拭き拭き山道を歩いたのを今でも覚えています。

夏の山は想像以上に暑く、途中で何度も立ち止まりました。それでも木陰を抜ける風が少しだけ心地よくて、「もう少しだけ頑張ろう」と自然に足が前へ出ました。

引田城跡は、天守閣が残っているお城ではありません。

山の中に静かに石垣が残る城跡です。

だから最初に訪れたときは、正直なところ、お城という実感があまり湧きませんでした。

「石垣は立派だけど、ここに本当に城があったのかな。」

そんな小さな違和感がずっと残っていたんです。

その違和感があったからこそ、もっと知りたいと思うようになりました。

見えないものを想像する楽しさ

最近、引田城跡を紹介する漫画を作っています。

その制作の中で、AIを活用した復元イメージや資料を見る機会が増えました。東かがわ市で制作・展示されている復元イラストも見せていただき、「こんな姿だったのか」と驚かされました。

石垣しか見えなかった場所に、建物が建ち、人が行き交い、瀬戸内海を見渡す城の姿が重なって見えてくる。

すると不思議なもので、同じ場所なのに景色そのものが変わって見えるんです。

「ここに櫓があったのかな。」

「殿様もこの景色を見ていたのかな。」

そんなことを想像しながら歩くだけで、歴史が急に身近なものになります。

さらに帰ってからGoogleマップで真上から城跡を眺めてみると、「ああ、この尾根を利用して築かれていたんだ」「海を見渡せる場所だったんだ」と、現地では気付かなかったことまで見えてきます。

現地を歩く楽しさと、あとから調べる楽しさ。

その両方が重なると、一つの史跡が何倍も面白く感じられます。

地域の人が守り続けている場所

引田城跡は、有名なお城のように大きく整備された観光地ではありません。

だからこそ、歩いているといろいろなものが目に入ります。

登山道をきれいに保つための草刈り。

案内板。

のぼり旗。

「もっと来てもらえるように」と考えられた工夫。

登り口には駐車場やトイレなどの整備も少しずつ進められています。

地域の皆さん、市役所の皆さん、多くの方が少しずつ手をかけながら、この場所を守り続けています。

完成された観光地ではなく、「もっと良くしたい」と積み重ねている場所だからこそ、歩いていると人の思いまで伝わってくる気がします。

政治の仕事でも同じですが、立派な成果だけが価値ではありません。

誰かが毎日少しずつ続けていることが、何年も先の地域の魅力をつくっていきます。

派手ではなくても、その積み重ねがあるから、次に訪れる人が気持ちよく歩くことができます。

現地だからこそ分かること

漫画やAIで復元されたイラストは、とても分かりやすいです。

「こんなお城だったんだ」と想像するきっかけになります。

でも、それだけでは終わってほしくありません。

実際に山を歩き、石垣を見上げると、その大きさに驚きます。

写真では伝わりにくい高さ。

石一つひとつの大きさ。

木々の間から突然現れる石垣の迫力。

そして山頂から見える瀬戸内海。

現地には、画面では伝えきれない空気があります。

だから漫画は答えではなく、入口なんだと思っています。

「行ってみたい。」

そう思っていただけたなら、それが一番うれしいことです。

引田城跡へ行かれる際は、ぜひ復元イメージと実際の景色を見比べてみてください。

「ここにこんなお城が建っていたんだ。」

そう想像しながら歩く時間は、きっと歴史をもっと身近に感じさせてくれるはずです。

日常の中にある景色も、少し立ち止まって見方を変えるだけで、新しい発見があります。

「あれ?」と思う違和感や、「本当はどうだったんだろう」という好奇心は、身近な場所をもっと好きになるきっかけになるのかもしれません。

無理に急がなくても大丈夫です。

たまには歩く速度を少し落として、目の前の景色をゆっくり眺めてみてください。そんな時間が、思いがけない出会いや学びにつながることもあります。

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ABOUT US
山口 だいすけ
山口 だいすけ現役ケアマネ議員
東かがわ市議会議員として活動する現役の主任ケアマネジャーです。

介護・福祉の現場で30年以上、高齢者やその家族の相談支援に携わり、現在も現場の声を大切にしながら11年間議員活動を続けてきました。
専門分野は、介護・福祉政策、子育て支援、若者支援、高齢者福祉、デジタル、AI、動物愛護、地域猫、マネタイズ、経営目線での提案です。

私は、子どもたちが安心して笑顔で育ち、若者が夢を持って挑戦でき、高齢になっても住み慣れた地域で安心して暮らせる東かがわ市を目指しています。

小中学生の頃にはいじめを経験し、人との関わりに悩んだ時期もありました。だからこそ、声の大きな人だけではなく、困っていても声を上げられない人の思いにも耳を傾けることを大切にしてきました。

政治家の仕事は、市民の声を行政へ届け、地域の課題を解決することです。
「まず話を聞く。現場を見る。そして行動する。」
この姿勢を大切に、市民と行政をつなぐ架け橋として活動を続けています
そんな私の夢は、『小学生のなりたい職業第1位を、政治家にする』です。
政治への信頼を取り戻し、子どもたちや若者が未来に夢や希望を持てる東かがわ市を目指して、これからも皆さんと共に歩み続けます。