山口だいすけ SNS運用ガイドライン

■ SNS運用への思い

こんにちは。山口だいすけです。

介護の世界に入ってから、もう25年以上になります。ケアマネジャーとしても20年、東かがわ市議会では10年(3期)、現役ケアマネとして活動を続けてきました。

福祉という世界で、私はこれまで多世代の方々の声を聴き、相談にのるという仕事を続けてきました。さらに、人権講師としても10年以上、市内外で講演活動や啓発活動に力を入れてきました。

そしてもう一つ、私自身の過去も、このガイドラインをつくる背景にあります。
私は小中学生の頃、いじめを経験しました。そこから対人恐怖症となり、人と話すこと、目を合わせること、ただそれだけのことがとても苦痛に感じられた時期がありました。

だからこそ、今、人と対話ができること、意見を交わせることの「喜び」と「苦しさ」の両方を、誰よりも強く実感しています。

SNS――とりわけ、ネット上のコミュニケーションは、距離や時間を越えて人とつながることができる、素晴らしい可能性を秘めた空間です。私にとっても、とても居心地のいい場所です。

ですが、姿が見えないからこそ、言葉が鋭くなり、心を傷つける投稿が飛び交う場面も散見されるようになりました。

高校に入った34年前、私は初めてパソコンと出会い、パソコン通信というネットの前身のような世界に触れました。
当時はまだネットもSNSも整っていない時代でしたが、そこで交わされた文字のやりとりには、ある種の“敬意”と“節度”が存在していました。

私にとってこの文化は、本当にありがたいものでした。未熟だった私自身が、ネットの中で“人と関わる力”を育んでもらった場所でもあります。

しかし、時代が変わり、そうした相互の注意や気遣いは徐々に希薄になりつつあります。むしろ「自由な発信」の名のもとに、傷つけ合うような場面が目につくようになった――そう感じています。

だから私は、自分の心を守りながらも、誠実に対話を続けていくための“運用ルール”を設けようと思いました。
このガイドラインは、「対話を閉じないための心の予防線」であり、私の姿勢そのものです。

■ 主なSNS・ネット関係アカウント(2025年4月現在)

■ SNS運用における基本姿勢(特にXでの対応)

私はSNSを「情報発信」と「双方向の対話」の場と考えています。ただし、心の負担を感じるときには、以下の対応を取ることがあります。

● ミュート・フォロー外しの対応

以下のようなケースでは、冷静さを保つためミュート・フォロー外しを行うことがあります:

  • 投稿を見るだけで気持ちが沈むとき
  • 感情的・一方的な発信が続き、建設的な対話が難しいとき
  • 質問に対して質問が重ねられ、対話にならないとき

※これは拒絶ではなく、心の予防措置です。

● ブロックについて

ブロックは最終手段ですが、以下のような場合には実施します:

  • 他者への攻撃的・侮辱的な投稿が継続され、心が傷つく場合
  • ミュートしているアカウントの投稿が表示され、不安や動揺を感じる場合

※拒絶や排除が目的ではなく、心の安全のための措置です。ブロックを見てもリアクションができないだけで閲覧可能な仕組みなのでブロック=排除という認識では捉えておりません。

● 東かがわ市民・関係者の皆さまへ

SNS上でお住まいや関係が不明なため、上記の対応を取ってしまっている場合があります。
私は東かがわ市の皆様の声を届けていくのが仕事です。「東かがわ市民です」「通勤・通学しています」などと一言添えていただければ、議員としての立場から速やかに上記について再対応いたします。対話の扉は常に開いています。

● Facebookの運用方針

Facebookは実名制のSNSであり、「友達申請」は以下のように対応しています:

  • 挨拶やメッセージなどがない申請 → 原則として承認いたしません
    (誤操作・意図不明・なりすましなどへの対策として)

※他のSNS(X、LINE等)では承認制がないため、この限りではありません。

● 複数の連絡手段を用意しています

特定のSNSが使えなくなっても、Facebook・LINE・公式サイト・メール等でつながることが可能です。
一つの手段でつながらなくても、「対話を拒否している」わけではありません。

基準に配慮したうえで公開の場で投稿していくつもりです。

■ 免責事項等

  • SNSに掲載する情報は正確を期していますが、完全性を保証するものではありません。
  • 当該情報を用いて行う行為の結果について、責任は負いません。
  • 利用者同士・第三者との間でのトラブル等にも一切の責任を負いません。
  • 頂いたご意見等には目を通しますが、返信をお約束するものではありません。
  • 予告なくSNSの運営を終了・削除する場合があります。

■ 利用者による書き込みへの対応(削除・ブロック等)

以下のような投稿があった場合、予告なく削除・ブロック等を行うことがあります。悪質な場合は通報・法的措置を含め対応する場合があります。

  • 公序良俗に反する内容
  • 特定個人・団体への誹謗中傷
  • 著作権・肖像権などの侵害
  • 差別的または差別を助長する内容
  • 虚偽・風評など事実と異なる情報
  • 個人情報や機密情報の漏洩
  • なりすまし行為
  • 有害プログラム・リンクの投稿
  • わいせつ・不適切な表現
  • 投稿内容の意図的な改変
  • 論評を超えた攻撃的な表現
  • その他、上記に類する行為

※対話空間の安心・安全を守るための対応です。

■ 最後に

私は、「伝える力」はセンスではなく、後天的に学べる“技術”だと信じています。
いじめや対人恐怖の経験を経て、だからこそ伝える力にこだわってきました。

SNSもまた、“つながる力”のひとつです。
だからこそ、自分の心を守り、相手への敬意を忘れずにありたい。

これからも、やさしく、強く、正しく。
そんな思いを胸に、ことばを届けていきます。

読んでくださって、ありがとうございました。

附則
2025年04月10日 制定・第1版
2025年05月24日 改定・第2版