11年目の決意。新人議員基礎研修に“自腹”で参加する理由

市議会議員として11年目を迎えました。
ある程度は「自分なりのやり方」ができてきたなと思う一方で、ふと立ち止まって考えました。

「今の自分、もしかして自己流に寄りすぎてないか?」

そんな思いから、新人議員向けの基礎研修 に、2日間・自腹で参加することを決めました。交通宿泊費は公費として支給されますが研修代20,000円は自腹になります
今回は、その思いや背景、そして研修で何を得ようとしているのかを、少しだけご紹介したいと思います。

なぜ今さら“新人”研修?──11年目だからこそ見える学びの価値

議員として仕事をしていると、日々の経験や積み重ねのなかで、自然と「自分の型(かた)」ができていきます。
それ自体は大切なことですが、反面「自己流」が知らず知らずに固まってしまうこともある。

そこで今回、あえて1年目向けの基礎研修に参加することにしました。

今さら感? それも正直あります。でも逆に、だからこそ面白い。

「1年目の時にこれを知っていれば…」
「今の自分のやり方に取り入れられるものは?」
「これは気づかなかったな」

そんな気づきや発見がきっとあるはずです。
11年目の今だからこそ、あらためて“型”を学び直してみようと思いました。

守破離(しゅはり)の精神で──学び直しの意義

武道や茶道の世界でよく言われる「守破離(しゅはり)」。

まずは「型」を守り(守)、そこから破って(破)、自分なりの型を築き(離)していく──という考え方です。

今回の基礎研修も、まさに「守」の部分を改めて見直す機会にしたいと思っています。

今後自分が新人を指導していくことも考えて、内容はもちろんですが、例えば先生の言葉だけでなく、ちょっとした呼吸や間、休憩の取り方まで、細かく観察して学ぶ。
そこから自分の議員活動の“型”をもう一度ブラッシュアップしていきたい。

研修の中身は?──1泊2日で学ぶ“できる議員の戦い方”

今回参加するのは、以下のような新人議員基礎研修(@京都)です。

  • 8月6日(水)
    • 午前:「『初動』で決まる信頼と影響力」
    • 午後:「予算・決算を読み解く『財政』に強い議員が最強」
  • 8月7日(木)
    • 午前:「『議員力』を上げる!政策立案と提案力」
    • 午後:「影響力のある議員になる『議会制度』の知識」

(※詳細は写真のチラシ参照)

内容としては「1年目の議員が知っておくべき基礎」ですが、11年目の自分にとっても十分に意味のある学びになりそうです。
普段の議員活動でついつい流してしまっている“基本の型”を、改めて体系的に整理できるのではと期待しています。

次世代への学びにもつなげたい──新たな議員への“伝え方”のヒントに

もちろん今回は「自分の学び直し」が目的ではありますが、それだけではありません。

いずれ自分たちの地域にも、新しい議員が誕生します。
そのときに「どうやって教え、どう支援すべきか」という視点も、今回の研修で掴んで帰りたいと思っています。

  • どこはしっかり教えるべきか
  • 逆に、どこは手を出さず、本人の成長を見守るべきか

そんな“伝え方”や“支え方”のヒントも持ち帰って、地域に還元したいと考えています。

京都でもうひとつの学び──高校生との議会連携を探る

せっかく京都まで行くなら、もうひとつ学びを深めたい。

今回、研修終了後は、京都府が取り組んでいる「高校生との議会連携」の事例についても現地で学んでくる予定です。こちらは受入許可をいただいています。

もし受入が可能ならば、大阪の取り組みも視察したいと考えています。
こうした外部の事例からヒントを得て、地元でも若い世代と議会がもっと身近に関わり合えるような仕組みを考えていきたいと思っています。

学びは一生──自分なりの“成長の型”をつくるために

議員11年目。

「今さら」と思われるかもしれませんが、こうして 改めて“学びの場”に飛び込んでいくこと自体が、大事な成長のプロセスだと信じています。

せっかく行くからには、たくさん吸収して帰ってきたいと思います。
またこのブログでも、学んだことや気づいたことを改めてシェアしていきます。

新人議員の方にも、ベテラン議員の方にも、こうした「型を学ぶ場」は本当にオススメです!

今年もさまざまな研修や視察に積極的に参加して、自分なりに学びを深めていきたいと思っています。

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ABOUT US
山口 だいすけ現役ケアマネ議員
 政治家はいつから子どもたちがなりたくない職業になったのでしょうか。
政治家と言われて頭に浮かぶのは不正、
汚職、お金に汚い、年寄りが多い・・・多くはこんなイメージだと思います。
私は政治家のビジョンとして

『子どもの将来の夢第1位が「政治家」になる』

を掲げています。この夢を実現するために、子どもたちが憧れるような姿を見せ続けるだけでなく、大人たちに対してもう一度、政治家に対する信頼を取り戻す必要があります。
 そのためにも「真摯であること」を活動の軸とし、行政と市民を繋ぐかけ橋になるため『課題分析・実践・改革』を心がけていきます。
 山口だいすけは、全ての人が「笑顔」になるため3つの「楽しさ」を創る「三楽創造〜自分が楽しく、みんなが楽しく、未来が楽しい〜」を人生のミッションとし、政治家のビジョンを叶えるため働き続けることをお約束します。