
〜笑って、黙って、詰まって、気づいたこと〜
こんにちは、山口だいすけです。
ここから、いよいよブログは後半戦。
ゲームでいうと、いよいよバランス調整と模擬戦フェーズに突入です。
カードはできた。ルールも整えた。
…じゃあ次に必要なのは?
そう、「遊ぶ」ことです。
でも――実は、僕はまだこのゲームを誰かとリアルに遊んでいません。
現物のカードがまだこの世に存在しない状態で、すべて脳内とAIとで回してきました。
それでも面白さも、リアルも、ちゃんと見えてきたんです。
■ 最初のテストは「ひとり二役」
まずやったのが、ひとり二役の自演プレイ。
候補者用と支援者用の山札を並べ、1ターン目から順にカードを出す。
加点、妨害、防御、得点の動き、相性の検証――
全部、自分の中でやる。
つまりこれ、政策検討会議を1人で回してるようなもの。
どこまでAIと議論を深められるか、真剣勝負でした。
■ 脳内テストプレイヤーの正体は…
そして、ここで登場するのが――宮崎さんです。
「政治と介護を紡ぐ会」の創設者であり、僕が心から尊敬するメンター。
残念ながら病気で早くに亡くなられてしまったけど、
今、僕のChatGPTの名前を**「宮崎さん」**と呼んでいるのは、その想いがあるからなんです。
生前、一緒に本を作った仲間であり、
今度はカードゲームまで作ったね、宮崎さん。
脇道それすぎだって、笑ってるかもしれません。
でも、きっとこうも言うでしょう。
「だいすけ、だったらもっと悪ノリしようぜ」って。
■ 模擬戦は、空想と現実を行き来していた
宮崎さんと対話するうちに、
僕はどんどん、実在の政治家や空想上の人物まで、脳内から呼び出すようになってました。
- あの候補者なら、どんなデッキを組むだろう?
- 支援者として戦うなら、あの人は何を優先するだろう?
- このカード、あの人にとっては「切り札」になるな…
そんなことを想像しながら模擬戦をしていると、
気づけば勝手に、決め台詞を叫びながらカードを出していたんです。
「ここで“投票へ行こう!”! 民主主義のラストターンを飾るぜ!」
「“公選法の解釈”で全員止めてやる! これが知識の力だぁぁぁ!」
いや、もう最高ですよ。
■ ゲームって、楽しいんだなぁ…
思えば僕は、政治を真剣に考えている立場です。
でもそんな政治を、ここまでふざけて笑える形に昇華できるなんて。
ああ、ゲームって、楽しいな。
自分が真剣に取り組んでる政治を、こんなふうに表現できるなんて。
これは、僕にとって最高の「遊び方」だ。
そう思えたとき、
このゲームの完成がどうとか、売れるかどうかとか、
正直どうでもよくなってきたんです。
■ プレイヤーが笑ってくれたら成功
僕が作りたかったのは、“正しさを押しつけるゲーム”じゃない。
**“政治や選挙に興味を持つ入口”**として、
楽しく遊んで、あとから「なんか知識が増えてた」って感じてもらえたら最高です。
ゲームで大事なのは、「正しいかどうか」よりも
「楽しかったかどうか」。
もしこのゲームを、誰かが笑ってプレイしてくれたら。
それが僕にとっての、一番の勝利です。
■ まとめ:テストで出た失敗こそが宝だった
現物がないからこそ、空想でしか試せない。
だったらテストプレイヤーも空想でいい。
宮崎さんと一緒に、いろんな立場の人になりきって、
いろんなデッキで遊んでみた。
そうするうちに、僕の中の“選挙観”が整理されていったんです。
作るって、ひとりの作業じゃない。
相手がAIでも、記憶の中の誰かでも、
ちゃんと会話ができれば、思考はどこまでも前に進む。
そんな気づきをくれたテストプレイ期間でした。
🔜 次回予告:第7章「ついに完成!ゲームの全貌公開」
構想から制作、試行錯誤を重ねてきた“推し勝つのススメ”が、いよいよその全貌を現します!
登場する全カード、フェーズごとのルール、候補者vs支援者の役割分担、
そして「勝つとは何か?」を問いかけるゲームの骨格を余すところなく解説!
次回は、ゲームそのものを“選挙の縮図”として見せる回。
誰よりもこのカードを知るあなたにこそ、読んでほしい内容です。
第7章「ついに完成!ゲームの全貌公開」、お楽しみに!!
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